Javaは時代の要請に応えられているか?

最近つらつらと思うことです。Java、特にJavaEEは時代の要請に応えられているでしょうか?
必ずしも、流行りものが良いというわけではないですが、流行るにはそれなりの理由があると思うのです。最近で言えばCloud Computingがそれでしょう。
Cloud関連のテクノロジーが、Javaの標準化プロセスで検討されているという話は聞いたことがありません。OSSの世界ではHadoopのような取り組みもありますが。。。
JavaEE(J2EE)は、ServletJDBCをコアとして発展してきました。もともとWeb+DBシステムを実現するために生まれたと言ってもよいでしょう。オブジェクト指向の本格的な普及やハードの高性能化、JavaVMの成熟というバックグラウンドはあるにせよ、やはり普及の決め手になったのは他の類似テクノロジーに比べてServlet/JDBCの優れている点が多かった点にあると考えています。
ところが、EoD/Rails/Web2.0というキーワードが聞こえてきた頃から、世の中のニーズとJavaEEのギャップが大きくなってきました。実際、Web2.0のキー・アーキテクチャ・スタイルであるRESTに、JavaEEはまだ対応できていません。世の中では"Web2.0は終わった"などと言われているにもかかわらずです。いくらなんでも遅れすぎじゃないでしょうか。
とはいえ、なんだかんだ言ってもJavaが好きですので、Cloud時代にJavaで生き残る方法はないかと考えています。具体的なアイデアまでには昇華していませんが、「ダイナミック」がキーワードになりそうな予感がしています。"Scripting on MVM"と"OSGi"が重要かなーと。

火事場プロジェクトでよく聞く話

第37回 「常識ではあり得ないこと」がまかり通る現場:ITpro

・必要なソフトウエア・ライセンスがなく,試用版を使いまわしている
・タスクの依頼メールのあて先が同報アドレス(とりあえず,全員に投げる)
・新メンバーの受け入れ態勢が全くない(放置しっぱなし)
・精神的な負荷が大きく,無断欠勤するメンバーが続出する
・意味もなくチームが増えたり,減ったりと体制が頻繁に変わる
・土日出勤が前提のスケジュールを組む
・何を報告したいのかが分からない無駄な資料が多い

このあたり、笑えません。。。

鈴木貴博さんコラム:「ドラゴンボール」はハリウッドで戦えるか?

bpspecial ITマネジメント:コラム
米国の文化的背景をふまえて、日本のコミックスのうちハリウッドで成功しそうな作品を多く抱えているのは集英社(少年ジャンプ)だ、というお話です。
しかし、鈴木貴博さん、あなたマンガに詳しすぎですから!

エネルギー問題はひきこもりを促進?

第92回 パラダイム・シフトの時代、それでも半導体は生き残る? − @IT
近い将来、電力を供給する手段として「化石燃料を燃やす」というのは合理性がなくなり、他の手段にいこうするだろうという予想を切り口として、それでも半導体はますます必要になるというお話です。
面白かったのは、
燃料を使うのは、どうしても代替できない用途(例えば飛行機のジェット燃料など)に限定されるようになる
⇒燃料の高騰が移動コストの高騰を招く
⇒結果的に人の移動が抑制される
というところです。
実際には、航空燃料としてバイオ燃料が使われるようになったり、いろいろと別の展開がありそうな気がしますが、なかなか面白い視点でした。

フリーオ続報

衝撃のコピーフリー受信機「フリーオ」、その仕組みをひもとく:日経パソコンオンライン
デジタル放送のコピー制御信号を解除する機器は市販されていたわけですが、フリーオはさらにその上をいってますね。
個人的には、B-CASカードのように機器に対して鍵を発行するのではなく、「個人」に対して鍵を発行する方法にしないと、根本的には解決できないと思います。

コピーフリーの地デジ受信機が出回っているらしいです

早くもこんなものが。
放送業界を揺るがすコピーフリーの地デジ受信機「フリーオ」を入手:ITpro
地デジの著作権保護は、放送側と機器メーカーとの紳士協定で成り立っているわけですが、協定破りをする者が出てきたときにどうするのか。今後の対応に要注目です。
個人的には、無料放送でコピー不可なものを流すのはそもそも無理なんじゃないかと思っていますが。

ちっちぇー

VIAが300ドルで超小型PC組み立てキットを発売するそうです。
手のひらサイズの超小型パソコン,VIAが組み立てキットを発表:ITpro
ちょうど2.5インチHDDと同じ面積ですね。このサイズでVGAとUSBx4がついているのは便利かも
組み立ての様子がYouTubeで流れていますが、ケーブルを詰め込むところがかなりムリムリで笑えます。