Client-Server間通信の新しいデファクトはAMF?

AMF(Action Message Format)は、もともとはAdobe製品のClient-Server通信で使われていたデータフォーマットで、オブジェクトをバイナリ形式でコンパクトにシリアライズできるという特徴がありました。
2008年にAdobeがLiveCycle Data Services ESを"BlazeDS"としてオープンソース化しましたが、
http://opensource.adobe.com/wiki/display/blazeds/BlazeDS/
これによりサーバーサイドでのAMF対応が容易になったことから、最近はAdobe以外のソフトウェアでもAMF対応が進んでいます。サーバーサイドでは、Seasar2は昔から独自にS2AMFで対応していましたが、最近ではSpring FrameworkなどのメジャーどころがAMF対応になっています。また、RIAのCurlがAMF(BlazeDS)に対応しています。
http://www.curl.com/developer/libraries/cdkds/index.php
RIA化が進むことで、Client-Server間のデータ通信量は増加する傾向にあります。もちろん通信量を必要最小限にする工夫は必要ですが、同じ情報量を送るのになるべくデータ量が少なくなるプロトコルが選択されるのも当然の流れでしょう。
何が主流になるかは有効性と標準化のトレードオフで決まるものですが、当面のところはXML/JSONに次ぐ有力候補はAMFで間違いなさそうです。