コンピュータと人のコミュニケーション:パラダイムシフト

頭脳放談:第59回「アキバとサブカルと電子デバイスとマトリックス
http://www.atmarkit.co.jp/fsys/zunouhoudan/059zunou/akihabara.html
いつも小気味良い調子で半導体業界を睥睨されているMassa POP Izumida氏ですが、今回は何やら深遠なテーマを取り上げています。

そこでデバイス屋としてまず考えが及ぶのが、人間の頭脳と電子系がある種のフィードバック・システムを構成するにあたっての、欠落した要素があることだ。電子系システムから人間へ入力する手段としては、映像やら音やらが発達しており、それはそれである程度の水準に達している。しかし、人間側が電子系システムに働きかけるために、キーボードにせよ、ゲーム・パッドやスタイラスにせよ、依然として原理的には「スイッチ」のようなものに頼っていて、実にか細い、ということが欠落している点である。理想的には、脳の動きをそのまま捉えて、電子系にフィードバックをかけられると完璧ではないか。生体をセンシングして心の動きを読んで動く電子系といったらよいだろうか。貧弱なゲーム・パッドでも興奮するゲームなど、もし心の動きが読めたらどんなに凄くなるか恐ろしいものがある。

しかし、この話をするのに昨今のアキバの「萌え」化から入るのはすごい。。。