Flex/AIRアプリケーションでのサーバープッシュ

最近まったくフォローしていなかったので、改めてFlex/AIRについて勉強しました。教科書はこちらで、だいたい知りたいことは網羅されていました。

Adobe Flex 3 & AIRではじめるアプリケーション開発

Adobe Flex 3 & AIRではじめるアプリケーション開発

Ajaxアプリケーションではサーバープッシュを実現するにはCometを利用するのが一般的というか唯一の実現方法だと思いますが、FlexではBlazeDSを利用することでComet的なサーバープッシュが実現できる、ということが分りました。
また、この本ではサーバーサイドの実装にBlazeDS+Seasar2を使っていますが、BlazeDSからSeasar2に連携する部分については独自のファクトリクラスをBlazeDSに設定してやることでシームレスに連携することが可能だそうです。Java<->ActionScriptのデータ変換もBlazeDSが実施してくれるので、かなり楽ができますね。
BlazeDSとは、Adobe LiveCycle Data Services DSという製品のコア機能をオープンソースとして公開したものだそうです。Adobeさん太っ腹ですね。。。

ActionScript(Flash)ランタイムの考慮点

  • 動作は原則としてシングルスレッド、ただし非同期処理である程度はごまかせる(これはJavaScriptと同じ)
  • 一部のAPIは暗黙的に非同期呼び出しになる(Alertウィンドウやリモートサービス呼び出しなど)
  • JavaBigDecimal型のような、高精度演算のための型がない
  • プリミティブ型のラッパークラスがないものがある(intなど)