Grails Code Reading #16

1/15に開催された、Grails Code Reading 第16回に参加してきました。発表者は「Grな日々」で日々Groovy/Grailsネタを書き綴っていらっしゃるNTTSoftの上原さんです。
GINA(Groovy in Action)以降のGroovyの進化について、ポイントとなるところを鋭くえぐった内容でした。特に、アノテーションとAST変換による「デザインパターン指向プログラミング」は、ある意味ではアノテーションの使い方としての一つの到達点のように思います。
それから、Groovy-1.6の新機能であるGrapeは、「スクリプト言語」としてのGroovyを実用的なレベルに引き上げる重要な進歩だと思っています。今までは、標準API以外のライブラリを使おうとすると、「xxx.jarをhttp://fuga...から取得してきてローカルにコピーする」という手間がかかるために、豊富に存在するJavaのライブラリを使えるというメリットが今一つ有効に作用していなかったのですが、今後はRubyのGemやPerlCPANと同じく、GroovyでJavaのライブラリを気軽に組み込むことができるようになるでしょう。Groovyのスクリプトを"資産"として流通することが容易になりますね。
資料:
http://grails-ja.googlegroups.com/web/GroovyNowAndFuture.ppt
ustream:
http://www.ustream.tv/recorded/1058075
http://www.ustream.tv/recorded/1058082