ITエンジニア必読の書

Write Great Code〈Vol.1〉ハードウェアを知り、ソフトウェアを書く

Write Great Code〈Vol.1〉ハードウェアを知り、ソフトウェアを書く

「なぜコンピュータでは2進数を扱うのか?」から、「数値の内部表現と演算」「文字の内部表現」などなど、イマドキのプログラム言語しか扱ったことのないエンジニアの方にはお勧めです。
これ読んどけば基本情報処理は半分くらいカバーできますよ。

改めてITエンジニアの育成と資格認定を考える

情報処理技術者試験の改革論議が本格化−−業務独占の是非や新試験の創設,更新制など:ITpro
まず、基本情報処理技術者の合格率が10%台というところに驚きました。私が昔受験したとき(まだ第二種という名称でしたが・・)確かに、必要とする知識の幅は広いとは感じましたが、難易度としてはそれ程高いとは思いませんでした。
合格率が低い原因として考えられるのは、おそらく「勉強しないで受ける人が多いから」であり、その根本原因は「会社から命令されて受けているから=自発的でないから」ということがあるのではないかと思います。そもそも、受験するモチベーションが上がらないのは、合格したことで得られるメリットが「履歴書の資格欄を埋める」くらいしかないからなのでしょうか。(IT業界における技術認定試験というのは概ね似たり寄ったりだとは思いますが・・・・)
ともあれ、合格率が極端に低いことから試験制度の見直し論議が行われているようですが、一つの方法としてはTOEICのような「スコア制」にするというのはどうでしょうか。これなら継続的に実力の変化が測定できて良いと思うのですが。

「フラット化する世界」の中の日本

百年コンサルティング 鈴木貴博氏のコラム。
http://premium.nikkeibp.co.jp/itm/col/suzuki/54/
日本においては言語の壁が原因でインターネットの恩恵を享受できていないことに対して、「通訳」をオフショアすることで解決できるのでは?というアイデア
確かに、「データ」に変換してしまえばネットワークに乗せることができるので、この考え方はいろいろと応用が効きそうです。

Intelの仮想化技術解説

第1回 1985年以来のアーキテクチャを革新する新技術:ITpro
これを読むと、なぜIntel VTやAMD Pacificaが必要になったのかよくわかります。
従来のサーバ仮想化(VMWareなど)が、CPUの特権モード違反による例外をトラップすることで実現していたとは・・・知りませんでした。とてもCPUの根源的なところの機能を使っていたんですね。

HTTPベースでサーバからのpushを実現する技術:Comet(その2)

前回エントリで紹介したCometですが、実現にあたってはサーバ側のアーキテクチャを根本的に見直すことが必要でした。(でないとリソース効率が極端に悪くなる)
実は、WebLogic Serverの9.1で、これを実現するための新機能が盛り込まれています。
http://www.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs91/webapp/progservlet.html#179418
⇒抽象非同期サーブレット(Abstract AsyncServlet)
これを利用すると、リクエストとレスポンスを別のスレッドで処理することができるため、コネクションを長時間保持することによるサーバスレッドの浪費は回避できるようになります。
AsyncServletは今のところBEAの独自実装みたいですが、JSRで標準化活動中らしく、将来はServlet仕様に盛り込まれることになるでしょう。まぁ、Servletだけ対応しててもダメなんですけどね。。。