元麻布春男の週刊PCホットライン:Appleが作りあげたiPodのエコシステム

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0914/hot384.htm
日本市場ではポータブル音楽プレーヤの二大勢力であるAppleSonyですが、「デジタル音楽」という市場全体のエコシステムという観点ではAppleの圧勝です。
詳しくは元麻布春男氏の記事を読んでいただきたいのですが、イチ消費者として感じているのは「日本企業はサプライヤ至上主義」だということ。Appleのビジネスが画期的だったのは、デファクトスタンダードに逆らわず(MP3対応)、かつ程々の厳しさのDRM(FairPlay)を導入したことにあると思います。もちろんiPodの商品力が圧倒的だったことも一因ですが、音楽再生ハードウェアとしての仕上がりは日本企業も負けていないと思います。ただ残念ながら、「デジタル音楽」全体のライフサイクル、すなわち探索〜視聴〜購入〜運用という全体において完全なソリューションを提供しているのはAppleだけでしょう。
SMEiTunes Musicstoreへの参入を計画しているよですが、他のサプライヤも遅かれ早かれ参入してくると思います。なんといっても巨大な市場がありますから。