タギングとiTunes

「タギング(タグ付け)」とは、情報を整理する際に、対象物に対して任意の数のラベルを付与してやる手法のことを指します。
タギング - Wikipedia

この手法、コンピュータで多量の情報を管理する場合に、特に非常に有効に機能します。
私が最もエポックだと思った適用例は、iTunes(iPod)での楽曲管理でした。当時の楽曲管理ツールでは、フォルダとかアルバムとか固定的な階層でしか整理ができず不満でした。iTunesでは”メタデータ”に基いて楽曲を整理することができるため、アーティスト単位/アルバム単位などで任意の分類ができる上、メタデータに基いてプレイリストを動的に生成する機能もあり、非常に直感的に使うことができます。

PCの高機能化・大容量化に伴い、従来のファイルシステムから、このような管理手法(タギング、またはメタデータによる分類)に移行することが必然だと考えています。実際、MacOSXでは既に類似の機能が実装されていますし、Windows Vistaでも(初期バージョンでは採用が見送られたようですが)SQL Serverベースのファイル管理システムが導入されるとか。